2003年に引き続き、今年はBike FridayのHomecomingがCycle Oregonに帯同する形で行われた。
広報担当のLynetteさんによると、参加したフライデーオーナーは100人弱らしい。コースを走っているときにすれ違うBike Friday(以下BF)の多さは昨年に比べて確かに随分多かったが、100人(という人の多さ)はあまり実感できなかった。Homecoming参加者用にアロケートされたテントサイトには宿泊せず、集団とは付きつ離れず一週間を過ごしたために全員を把握できなかったからかもしれない。また、homecomingとして全員集合しての行動(集団走行や記念撮影など)がなかったことも一因あると思う。
Homecoming専用キャンプサイトには毎日テントブースが用意され、"営業"活動拠点の他、参加車両のメンテナンスやユーザー間交流の場となっていた。最後の晩にはブースで股下を測定するライダーの姿も見受けられたので、期間中に何台か注文が入ったのだろう。(これにはちょっとびっくり)
企画としては、工場紹介ビデオの上映、co-founderであるAlan Scholzさんによるトーク(tikitの紹介等)、Eugene近くのDorena LakeではBF社員がキャンプサイトまで来てユーザーと交流する、といったイベントが毎晩催されていた。Alanさんの気合いが入ったtikit話を聞いて、環境問題への取り組みに対する真剣さとtikitへの期待(tikitで環境問題を解決していくんだという姿勢)をヒシヒシと感じることができた。
Homecoming参加者には記念品として記念ロゴが刺しゅうされた携帯用「折り畳み」椅子がもらえた。折り畳み性能は抜群だがちょっと重いという実にバイクフライデーを良く表したギフトだと思う。販売開始間もない新しいジャージーも用意されていて、日本メンバー4人で着揃えて走ろうということにその場で決まり、入手した。鮮やかな青、緑、白はオレゴンの自然の中でに良く映えて、webの写真で見るよりも明るく派手で、かっこいいものだ。
今回見かけたBFであるが、タンデムは日本からの2台(Tandem Tuesday, Tilite XL)の他にTraveller系のタンデム(なぜかTuesdayには遭遇せず)が4、5台、Doubleday(リカンベントタンデム)1台と母娘が駆るTwin Air Tandemとに遭遇した。シングルではNew World TouristやPocket Rocketなどポケット系の車種はもちろん、長距離ライドを反映してかお尻に優しいビームバイクであるAir Fridayが多く参加していたのが印象に残った。
集合走行や撮影会と行った派手なデモンストレーションもなく、想像していたよりは地味なHomecomingだった。Cycle Oregon自体が2000人超のイベントなので、その中で小さなグループがやっているこじんまりとした企画という印象は拭えなかったものの、マーケティング担当でAlanさんの娘さんであるHannaさん、Lynetteさんらが精力的に動き回っていたこともあって、ある程度は目立っていた。ただhomecomingそのものについて考えると、オーナーと非オーナーが混在するCycle Oregonに埋もれて行うよりは、オーナーミーティングに絞って開催するほうが充実した企画になるんじゃないかなと感じた。
Alan、Hanna、LynetteらBike Fridayの主要メンバーや他のライダーとも交流を深めることが出来て、"the delegation from Japan"としてある程度は役目は果たせたのではないかな?我々の自転車に興味を示し話し掛けてきたトラックドライバーのおっちゃんがその後BFのブースに足繁く通って最終的に自転車を発注していた。そういう意味でも営業的にも貢献できたんじゃないかと勝手に想像している。(笑)
少なくとも2年連続で参加した鯉のぼりと旗を掲げたBike Fridayタンデム2台はかなり目立っていたようで、プレゼンスは充分あったようだ。
Cycle Oregon 2007日記は「うさこのごはん」にて公開中 -
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