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ビルダーと言葉とオーダーメイド : LEVELのオーダー自転車

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今月のCYCLE SPORTS(自転車雑誌、2006・3月号)に「日の丸オーダーメイドの逆襲」という特集が組まれている。国内のフレームビルダーを特集した記事であるが、先日ホームページの公開について記事を書いたフレームビルダーである株式会社マツダ自転車工場 - レベルも取り上げられている。
記事にも書かれているが、実際にビルダーと言葉を交わしながら自分をわかってもらい、フィーリングや細かい仕様など要望を相談しながら作り上げてもらう「自分の一台」は身体的なフィット感はもちろん、精神的な満足感も格別なのではないかと思う。
偶然であるが、昨年ハワイで知り合ったサイクリスト仲間が現在ロードフレームを発注しているそうだ。昨秋来日時に開催されていたサイクルショーでもフレームビルダーのブースを熱心に見学していたのだが(ハワイからだと本土も日本も同じくらいの距離だから、と一応国内ビルダーも勧めたんですけどね。笑)、結局アメリカ本土のフレームビルダー(StrongRacing : http://www.strongracing.com/)に発注したとのこと。
広いアメリカ、しかもハワイから本土のビルダーに発注をかけたのであるが、彼もそのビルダーとは無数のメールと電話でのやり取りを経てフレームの発注に至ったとのことだ。やはりビルダー本人と直に言葉を交わしたことが発注のポイントになったそうだ。
日本、そして東京にはフレームビルダーがかなり存在するようで、また世界的にその技術は随一だそうだ。そんなビルダーと直接会話を交わしながら自分の一台を実現してくれるショップが身近にある我々日本のサイクリストは幸せなのかもしれない。

1月のBDML荒川オフでLEVEL : 株式会社マツダ自転車工場 社長の松田さんとお話しする機会があったが、質問にとても親切に答えて頂いたり楽しくお話していただくことができた。そんな"やさしいお父さん"の暖かさが漂う松田さんに自転車を作ってもらうとしたら、色々と親身に聞いてもらいながら心身共にone and onlyな自転車を作ってくれそうな、そんな印象を受けた。それは高齢者や身障者用、特殊用途の自転車といったone and onlyが大切な要素になってくるスポーツモデル以外の自転車も手がけている松田さんならではの暖かさなのかもしれない。
先月ののBDML荒川オフではそんな松田さんとじっくり話し合って作ったLEVELのオーダー車を Asakoさんが乗ってきていた。実はそのオーダーから製作過程がサイクルスポーツ記事として掲載されているのだ。実車を見せてもらったが、サイズも雰囲気も乗り手にぴったりなフレームと、キレイなソニックピンクの車体色がオーダーの過程でビルダーとオーナーの間で交わされた言葉の温かさといい雰囲気を周りに訴えかけているように見えた。

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このページは、@nak(あ)がMarch 1, 2006 12:30 PMに書いたブログ記事です。

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