Cycle Oregon 2007を走ってきた。Crater Lakeの周回を除いた約450マイルの行程を、今年はSAGワゴン(サポートカー)の世話になることなく走り切ることができた。
Cascades Backroadsと題された今年はオレゴンの美しい山脈を拝みながら深緑(森)と水(いくつもの湖)の合間を走った。エメラルド色の水面の美しさとその絶景で有名な火山湖Crater Lakeへの登り(と周回)をメインイベントに据えた、昨年のに比べると緑と水にあふれたコースだった。
足慣らしの初日を除けば93マイルの長距離を走る日や連日の峠越えといった、体力的要求の高い日が続いた。今年はトレーニングはおろか、タンデムでの走行もろくにせず不安を抱えたままでの参加だった。緑(日陰)と水(涼風)が多かったコース設定と二回目の余裕(決して余裕を意識したわけではなかったが、潜在的にはあったはず)にずいぶん助けられた気がする。
昨年の参加者との再会(「鯉のぼり付きのタンデムに乗った日本人」はかなり覚えられていた。)といった二年目の楽しみもあった。同時開催のBike Friday Homecomingで参加していたAlanやLynetteらバイクフライデーの社員との交流といった今年ならではの楽しみもあった。オレゴンの壮大で美しい景色もすばらしかった。
しかし今年も改めて感心したのは、2000人もの参加者の笑顔を絶やさぬよう場所・食・住・衛生・娯楽を一週間も提供し続けるツアーをやってのけるCycle Oregonの組織力と運営力。そしてその要求に応じるケータリングサービスやシャワートレーラーといった設備(インフラ)のスケールの大きさ。何もないオレゴンのど真ん中に人口2000人の街を作ってしまう「力」を良くも悪しくもすごいと思いながら一週間を過ごした。
そんな中、最終日のライダーズミーティングで、主催者であるJonathan Nicholsが来年のCycle Oregon 2008(September 6-13, 2008 )が"最後"になると言ったとか言わないとか。(真意の程は不明で様々な憶測を呼んでいる) 曰く「一日中自転車でひたすら走って街を通過していくだけよりも、地域にもっと密着してゆっくり時間を過ごしたい」と。近隣の宿泊施設を頼って、そして地域のボランティアに食事を世話してもらいながらもっと質素にオレゴンを走り抜けていた当初のCycle Oregonを知っている人にとって、20年目を迎えた今の運営形態は描いていたものから少々かけ離れてしまいつつあるのかもしれない。一晩中鳴る発電機や荷運びトラクターや帯同する車両の多さによるこのイベントの"非グリーン"化に対する懸念といった声も挙がっている。主催側も転機を認識しているのかもしれない。
おつかれー(^^)/
ご勇姿はBike Friday Newsletterで拝見しましたよん。
おかえりー。後でお話聞かせてねん。
CraterLake周回は成りませんでしたが、とても充実したコースでした。あの写真はcrator Lakeへの登りで足掻いている一枚です。(笑)
Kazさんもおかえりーです。PBPのお話も是非聞かせてください。お土産話交換会しましょう。