ある雑誌で見かけて以来、欲しくてずっと探していたTimbuk2の復刻版メッセンジャーバッグ : 「Timbuk2 オリジナルス クラシックメッセンジャー」 がやっと見つかった。
Timbuk2が90年代に創業した当時使っていたワックスキャンバス布製を使ったものだ。オリーブとダークオークの渋いツートンや小さめのパッチロゴが気に入った。普段使い(off-bike)にも使えそうなところもいい。
4月ごろから約半年間、三井さんに頼んでロードを貸してもらっていた。今夏何度か記事に登場したこの自転車をきちんと紹介していなかった。
トリコロール色のクラシカルなロードはEddy Merckxのmx-leaderというクロモリのモデルだった。手の込んだラグやフォークのクラウンもクラシカルな雰囲気に一役買っている。見た目の重厚感どおり、持った感じもずっしりとしている。クロモリロードの中でも重い部類に入ると思うが、おそらくフレームはかなり肉厚のパイプを使っているのではないだろうか。半年間で約4~500kmほど走らせてもらった。インプレッションを語るほどわかっていないが、フレームの硬さと重量感は印象的だった。脚力がないとすぐ減速してしまう一方で、スピードに乗った時の速度維持はとても楽に感じた。フレームの硬さとはうらはらに乗り心地は良く、尻痛に苦労するようなことはなかった。脚力を持った人がガシガシ乗ると性能を発揮できるようなこの自転車には「巨艦」という言葉がイメージに浮かんだ。ずっと小径車に乗っていた自分にとってある意味とてもフルサイズのロードっぽい自転車だったと思う。
ロード熱に拍車を掛けた、とても罪な自転車だった。三井さんありがとうございました。
遅ればせながら、昨年のCycle Oregonで渡米時に買ったMarionberryパンケーキミックスを使ってパンケーキを作ってみた。水で溶くだけのミックスの中にはマリオンベリーがゴロゴロ入っている。 ベリーの酸味が効いたパンケーキはシロップの甘さは排してバターのみで食べるとおいしかった。ふくらみ具合が少々足りなかったのが残念。
ルイスハミルトン(マクラーレン)の独走で、シーズン中盤以降はあまり真剣に追っていなかったF1であったが、終わってみればキミライコネン(フェラーリ)、フェラーリ共に逆転チャンピオンを決めた。日本、中国、ブラジルのラスト3戦でハミルトンがもたもたしている間にライコネンに一気に抜き去られたという印象が強いが、シーズン当初はダークホース的な扱いだったライコネンが目立たないところでコツコツとポイントを積み上げてきたからこそ成しえたはずだ。それにしてもマクラーレンの強さが印象にあったこの一年だけに、どうしてもマクラーレンのツメが甘かった、という見方をしてしまう。
オーストラリアのHerald Sunが、あなたが右脳派か左脳派かを見極める簡単なクイズを掲載している。
自分の場合何度見ても右回りに回っているとしか見えず、コレが左回りに見える人なんているんだろうか、と思いながら念じること30秒、突然左に回り始めた。ところが気を緩めるとすぐに右に回り始めてしまう。さて皆さんにはどう見えるだろう?
昨年に続いて、今年のCycle OregonでもTent and Porterサービスに申し込んだ。
Cycle Oregonでは参加者は自前のテントを持参して、毎日ゴールしたあとにテントサイトで自分のスポットを見つけてテントを自分で張るのが基本である。翌朝出発前にはテントを畳んで、自分の荷物と共に荷運びトラックまで持参する。
Tent and Porterサービスとはそのタスクを代行してくれる約300ドルのオプションサービスであり、テントと椅子2脚のレンタル(1週間同じテントを貸してくれる)と、その毎日の設置と撤去を代行してくれるものである。毎日ゴールのキャンプ場に到着すると、Tent and Porterエリアで自分のレンタルテントが既に設置されている。我々のように、日本から参加している身にはテントを持参しなくていい点、また毎日のゴールが遅い身には、テントが既に設置されているのは助かる。
しかし、このTent and Porterサイトに並ぶテントはまるで団地のようである。同じ色と形のテントが数百張り密集している景色はある意味壮観である。それらのテントをボランティアが次から次へと張っていくわけだから、密集するのも仕方ないのか、隣のテントとの距離はまったくといっていいくらいない。当然ながらプライバシーはあまりなく、就寝後ともなればいびきや寝返りの音が聞こえてくる。昨年はあまり意識しなかったが今年は隣人との至近距離が妙に気になった。実際去年より密集していたように思う。通常のテントサイトでは各人が好きな距離を保ち、また工夫をして余裕をもってテントを張っている。今年はその空間をうらやましく思った。2年目ともなると少しは色々見えてくるようになるようだ。
いまどきの設置簡単なテントであれば30分もあれば設置が完了する。使い捨てを覚悟で現地で安いテントを入手して、ゴール後の設置と翌朝の撤収の労力と引き換えに、通常のキャンプサイトでキャンプらしいテント生活を送るのもひとつの選択肢かもしれない。
Cycle Oregon 2007日記は「うさこのごはん」にて公開中 -
http://ta.atnak.com/blog/archives/bicycle/cycle-oregon-2007/
Eddy Merckx and Greg Lemond
ベルギーとアメリカのツール・ド・フランス名士は両者とも引退後、自分の名を冠した自転車ブランドを起こす。
並ぶ2車はイタ車Lancia DELTAとアメ車Ford Mustangといったところか。
Cycle Oregonではランチ休憩(場所)の他に、数箇所のODS(レストストップ)がの毎日の走行ルート上に設置されている。ODSではスポーツドリンクやジュース類といった飲料とともに補給食が充分提供され、好きなだけ摂取することができる。スイカ、ぶどう、バナナなど果物類、パンやベーグルの類、そしてチーズやサラミ類が用意される。ジップロックが用意されていて、それらを携帯できるようにもなっている。また、これら補給職の他に、スナックバーやジェルといった携帯補給食も用意されている。
ジェルはいわゆる加糖目的のスポーツ補給食(CLIF SHOT energy gel)であるが、スナックバー類はよくある毒々しいスポーツ系のエネルギーバーではなく、ナッツやシリアル系のキャラメルバーといったお菓子系のものが多く用意されていた。糖分不足気味の身にはこのちょっと甘めのナッツ入りのキャラメルバーがとてもおいしく感じられた。
いくつかのバーを食べたなかで特に気に入ったのが、HersheyのPayDayPROというピーナッツキャラメルバーだ。キャラメルの甘さとピーナッツの塩っ気のバランスがよく、とてもおいしい。このキャラメルバーに出会ってからは、ODSで見つけると1本をその場で食べ、1本をジャージのポケットに収めては走りながら頬張っていた。
考えてみると、日本にはこういった補給食がわりに使えるシリアル系やピーナッツ系のキャラメルバーがないような気がする。
ちなみにおみやげ代わりに持って帰ってきたPayDayPROの包みをよく読んでみると、お菓子だと思っていたこのバーもしっかり「エネルギーバー」と書いてあった。
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Cycle Oregonで走っている自転車は八割方がロードバイクだ。最近ロードバイクに興味があるせいか、今年はドロップハンドルの自転車とすれ違うたびそのメーカーに目が行ってしまっていた。アメリカ、そしてオレゴンのイベントだからか、その内訳も日本で見かけるメーカーとは一味違ったものだった。
やはり"アメ車"中心の内訳、とりわけTREKとLemondが圧倒的に幅を利かせていたように感じた今年のCycle Oregonだった。TREK、LEMONDはオレゴンが本拠地だということは少なからず関係あるのだろうか。また、カーボンバイク全盛の日本と違い、スチール車が主流を占めていたのも日本と違う特徴だった。
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