コンピューターの入れ替えを機に着手した作業環境の改善は、モニタアーム導入によるスクリーン配置の自由化に続いて椅子の新調をもって仕上げとした。
以前はコンピュータ作業中の姿勢や着座位置には無頓着であったが、在宅勤務が始まり一日中机に向かい作業を続けていると酷い腰痛や肩こりに見舞われてしまい、意識せざる負えなくなった。真正面にはないスクリーンに向かって古い固定椅子に座り、斜めに体をねじって作業していることも原因の一つだった。
椅子にもよろしくない。
人間工学を謳ったオフィスチェアは星の数ほど存在し、値段もピンキリだ。
有名な Herman Miller などには20万円越えのモデルもあるが、それに見合う価値の作業をするわけではないので、より庶民的で良い着座姿勢をサポートしてくれそうなものを探してみた。一方安いものには数千円で買えるものもあったが、せっかくならば評判のいいものを選びたかったので調べたところ、lifehacker の"Five Best Office Chairs"という記事で Herman Miller や SteelCase と並んで IKEA の Markus というモデルがピックアップされていた。いい姿勢をサポートすると評価されている。この Markus の使用感に関する記事を検索してみると、JÄRVFJÄLLET (イェルヴフェレットと発音するらしい)というモデルがヒットした。こちらも良さげだ。
IKEA で実物に座り比べた結果、選択したのは JÄRVFJÄLLET 。決め手は JÄRVFJÄLLET はヘッドレスト、座面の前後、そしてランバーサポートの位置が調整可能である点だ。それ以外に両者にあまり差を感じず、ひょっとすると JÄRVFJÄLLET は Markus の後継モデルに位置付けられているのかもしれないと感じた。(Markus は売り場の端に追いやられていた。)
メッシュの背もたれと座面が共に程よく硬くて座り心地は良好だ。
背もたれを直立状態にすればランバーサポートとヘッドレストが腰の上部と頭をいい感じで支えてくれて、正しい姿勢でコンピューター画面を眺めることができる。モニターアームのおかげでスクリーンを視線と同じ高さに調整できるようになったことも助かっている。最初のうちは座面が浅いことが気になったが、前方に位置調整すれば問題ないし、この座面の浅さが着座姿勢の良さに寄与していると感じる。
角度はそれほどではないにせよ、休憩時にはリクライニングが可能だ。
海外メーカー製の仕様ゆえか座面の最低高が450mmとなっている点は注意が必要。自分の場合は気にならなかったし、逆に足台がわりに置いてある足ツボマッサージ台の分だけ嵩上げしている。
環境は整備できた。あとは作業内容がストレスフリーであり続けることを望む。:-p
p.s. IKEA 港北店の倉庫エリアでこの商品を台車に乗せていたら続けざまに3名が同じ製品を求めていき、一気に品切れになった。テレワークが拡大しているこの時期ならではの風景。
コメントする