2022 Summer Road Tripでは長野を縦断する中でカツ丼文化に遭遇。
どうやら長野はカツ丼がご当地グルメらしい。
メインは駒ケ根市を発祥とするソースかつ丼(ご飯の上に千切りキャベツを敷き、ソースにくぐらせたカツを載せた丼)らしいが、
そんな中、北上途中の飯山市にメガ盛りグルメの名店があるとのことで昼食に合わせて立ち寄ってみることにした。
なんでも凄まじい盛りの良さを求めて地元民や観光客で平日でも賑わうらしい。
そこは北陸新幹線が千曲川を横断するJR飯山駅近く、土手脇にある「イナリ食堂」だ。
店に到着したのは8月の平日、おそらく昼食の客が一巡した昼過ぎ。
店前の駐車場はまだほぼ満車で、並ばずに入れたものの年季が入った店内はまだ八割方の席は埋まっていた。
空いているひとり席に座り、メニューを眺めながら店内を観察する。
出された水を飲んで少し落ち着き周りが見えるようになると、確かにそこらじゅうで噂通りのメガ盛りと格闘している面々が視界に入ってくる。
文字通り、おかずの山だ。これはマズイ(苦笑)
冒険し過ぎたかと後悔しても既に遅し、注文を尋ねに店員が声を掛けてきた。
「カツ丼を一つ・・・」
待っている間、高く盛られた餃子定食と唐揚げ定食に溜息をつきながら呆れた顔で挑んでいた女性二人は半分以上残したところでギブアップしていた。
しかし余った分を快く持ち帰りさせてもらっているのを見て少し安心した。
しばらくするとそれはやってきた。
オーマイガー!
厚さ3cm-4cmの卵で閉じられたトンカツがどんぶりからはみ出た状態で盛られて、いや積み上げられている。
よく見るとカツは二段重ねになっていてご飯を完全に覆いつくしている。
どんぶりに対して一般的なカツ丼の少なくとも2倍のカツ量だ。
刻み海苔が掛かっている。
カツは脂身が少なく硬めで噛み切るタイプ。かかっているダシ汁は甘めで、ガテン飯の王道を行くような風格だ。
早速食べ進めるが、味が濃いにもかかわらず案外飽きがこないのは、脂身が少ない肉質のおかげか。
ただ如何せん食べても食べてもご飯すら見えてこない量の多さには視覚的にも精神的にも早々に満腹中枢が刺激し始める。
頑張って半分少し食べたところでギブアップして残りをテイクアウト用に包んでもらった。
ちなみに持ち帰った残りは落ち着いた環境でゆっくり食べれたせいか、さらに美味しく感じた気がする。
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