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Wilson Prostaff 97 V13 (97L)

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「原点進化」がコンセプトらしい。
Wilson Prostaff が13代目にバージョンアップして、初代 Prostaff で採用されていた赤・黄2本線を復活させた今流行りのネオクラシックデザインで登場。初代を使っていた上に、こういうコンセプト大好きな自分が狙い撃ちされた気分。そりゃ買うしかないでしょ。
現在 Ultra Tour を使っているので性格が違うラケットに逆戻りすることになるが、初代 Prostaff の打球感を再現しているという触れ込みに釣られて使ってみることにした。

弱くなった肘と肩に300gオーバーのラケットを躊躇して、Ultra Tour でそうしたように310gのスタンダードモデルの Prostaff 97 ではなく290gと軽量版の 97L をゲット。ただProstaff は薄ラケの代表なので、厚ラケ仕立てになっている97Lが97と同じフィーリングを再現できているかは少し怪しいと思いつつ。スタンダードモデルが発売日早々に在庫切れだったことも一因。

初打ちの感想は Ultra Tour との比較になってしまうが、とにかくフレームの硬さが印象的。
フレームが硬い分、48ポンドで張ったガットがボールを包んで弾き返す感触。Ultra Tour もボールを捉える感じがあるが、カウンターベールの効果もありラケットのしなりで包む、全く違う感触だ。打球感はとてもダイレクト。スイートスポットを捉えた時のスパーンという気持ちよさは Prostaff らしいが、外した時の不快感もダイレクトで肘に響くのもProstaff。打ち比べると Ultra Tour は肘に優しい分、間接的な打球感であることを認識させられる。
ボレーやスライスが伸びていくのは気持ちがいい。サーブもストロークもスピンが掛けやすかったが、ラケットの効果なのかガットの効果なのかはわからなかった。取り回しも軽くネット周りも反応が遅れることもなし。一方でしっかり振れば球足が長いストロークも打てるのは好印象だった。

難しい点としては、中心を外したストロークで面のブレが大きくラケットが暴れてしまうこと。フレームが硬い上に軽いことがそうさせていると考える。やはりもう少し重たくヘッドライトな97の方が面は安定しているかもしれない。その点、Ultra Tour の方が安定したショットのウィンドウが広い。

気持ちいいが肘には厳しい Prostaff 、優しいUltra Tour。

以下は97(スタンダード)のリンク。一応念のため。

【フェデラー使用シリーズ ウィルソン 2021 プロスタッフ 97 V13.0 G2(315g) WR043811U(海外正規品) 硬式テニスラケット(Wilson Pro Staff 97 V13.0 G2) [並行輸入品]

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このブログ記事について

このページは、@nak(あ)がOctober 24, 2020 11:59 PMに書いたブログ記事です。

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