長年(少なくとも10年以上か)使ってきた TOPEAK の自転車用空気入れ(その名もJoe Blow Sports)は土台も金属製になっていて安定して使えるシッカリとしたスタンドポンプだ。金属製のヘッドは重みがあるせいか空気を入れている最中も暴れず安定して空気が入っていた。
ところが最近何かの拍子にタイヤチューブのバルブがヘッドの奥まで差し込めないようになり、バルブをしっかり挟みつけられず空気の横漏れが顕著になってきた。一度ヘッドを分解した際にパッキンやバネの組み上げに失敗したっぽい。
新しいヘッドに換装することとして、今回は違うヘッドを選ぶことにした。
写真左が従来のヘッド、右が今回交換したヘッドTRK-JB17。
従来のヘッドを敢えて避けたのには理由がある。
ヘッドはシッカリしているのはいいのだが、バルブ固定用の黄色い金属製レバーを持ち上げるのにかなり力が必要なのだ。さらに空気を入れ終わった後にバルブ締め付けを緩めるためにレバー押し下げる際にパチンっと勢いよく戻るため、神経を使わないとどちらも金属製のヘッド本体とレバーの間に指を挟んでしまうのだ。実際何度も血マメを作って痛い思いをしたことがある。
今回は仏式英式バルブ種の切り替えが簡単(そう)で、レバーがプラスチック製のものを選んだ。レバーの戻りは相変わらず勢いいいが金属製ではないので血マメにはならないだろう。
なおヘッドの交換、特に旧ヘッドの取り外しに難儀しているという情報が散見されていたが、自身も難儀した。サイトの情報を参考に、ヘッドと根元にあるアダプターの間に潤滑油をしみこませたのちに、ペンチでアダプタを固定してヘッドを回すと外れた。チューブに差し込まれているバルブは簡単に抜けた。