やっぱりやぶ久のカレー南蛮が一番好きだ。
明治38年創業と書かれた看板を見上げながら「やぶ久」に入るといつもはちょび髭の若旦那が丁寧な言葉使いで出迎えてくれる。今日は先代だろうか、おじいさんがかわりに出迎えてくれた。ちょっとハイカラな雰囲気があるこの蕎麦屋の店内にはジャズが流れている。メニューには肉カレーうどん、カレー南蛮、それぞれふつうと辛口、蕎麦とうどんがあるが、自分はいつも辛口カレー南蛮うどんを注文する。
ここのカレー南蛮はアツアツで出てくるが、うどんは決して柔らかすぎず、コシがある。和風の出汁が効いたカレー汁は山椒が効いていて辛さも絶妙。柔らくてジューシーな鶏肉、そして長ネギの青臭ささもちょうどいい感じなのである。
食事と空間を充分味わったのちに、時代を感じるソロバンで会計をはじいてくれるおじいさんに丁寧に見送られながら店を出た。あー明日にでもまた食べたい。
やっぱり「やぶ久」なのですよ~
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