ロサンゼルスに行ったことがある人はわかると思うが、ロスを筆頭にカリフォルニア南部はとにかくメキシコ人が多くいて、そこらじゅうでスペイン語を耳にする。彼らはカリフォルニアに長い間住み着いているのだが、あくまでも英語は第2外国語である。彼らがしゃべる英語は当然スペイン語訛りというか、クセがあってお世辞にも発音が良いとはいえない。
彼らメキシコ人に限らずアメリカには様々な国から来て英語を第2外国語としてしゃべっている人がとても多い。アメリカ北部の事情はわからないが、西部、東部では人種の坩堝、アメリカらしく実に色んなクセがある英語、ロシア系、アラブ系、アジア系、インド系、イタリア系等々インターナショナルな英語に接する。(これを言っちゃ元も子もないが)英会話教室で幾らnative English speakerの"キレイな発音"を聞いてヒアリングを磨いてもアメリカではあまり実践的とは言えず、むしろ色んなクセのある英語を聞き取れる練習をした方がいいのではないだろうか、アメリカにいるとそんなことを思ってしまう。実際一週間のロス滞在でnativeと思えるいわゆるキレイな英語にはほとんど接していない気がする。クセのある英語ばかりであり、RとLの発音差なんて論ずる以前の発音である。
しか~し、彼らの英語は発音は悪いものの、決して聞き取りにくいわけではないのである。それはイントネーションをきちんと抑えているからだと思う。文章の抑揚、重要な単語の強調、そして各単語のアクセントがはっきりしているから発音が悪くても、英語として役目を果たしている、、、"的を得て"いるように思う。日本人がしゃべる英語が理解されない事が多いのは発音イントネーションよりも発音を重視したしゃべりをするからかな。
ちなみにtuとtsuとsuはnative English speakerには発音区別困難らしいです。
敦(→(あ))が「a 寿司 !」になったり「a tusshi ! 」になったり・・・とほほ。(^^;)