<- [Previous Article] [Next Article] ->


Sony VAIO type S

040901pc.jpg
仕事で使っていたIBM Thinkpad X23のハードディスクがクラッシュしてしまった。ディスクの復旧を試みたもののディスクは物理的に壊れているようで、全くアクセスできなくなってしまった。新しいハードディスクを発注して到着するまでの間、海外出張が発生してノートPCが必要になったこともあってテンポラリのマシンとしてSONY VAIO type S(VGN-S70B)を使い始めた。
久しぶりのSONY VAIOを使用してみて、相変わらずプレインストールのアプリケーションが多い(しかも常駐ソフトがやたら多くて起動に時間が掛かる。)ものの以前のVAIOノートに比べると動作の安定性を含めてずいぶん質感がアップしたなという第一印象だった。初代PCG-505+Windows 98の頃のVAIOは頻繁にOSがクラッシュしてかなり苦労させられた思い出があるのだが、今回のtype S+WIndows XPは特に問題なく安定して動作している。type Sは横長液晶を搭載したA4より少し幅広サイズのPCであるが、DVD-Rを搭載したA4機にしては軽くて持ち運びに苦労はしない。難点はキーボードの"柔(ヤワ)さ"...キーボード剛性が完全に不足していてキーを打つとキーボード面が沈むのだ。コストダウンの結果なのか、キーボードユニットの天板が極薄なのだ。コストダウンは理解できるがキーボードが秀逸なThinkpadをずっと使ってきた身にはかなり気になるし、DELLなど他メーカー品の方がはまだマシである。ユーザーとの最大のインターフェースであるキーボードの質感にはもう少し気を使ってほしかった。
こんなVAIOを使い始めて約2週間、新しいハードディスクが到着した。せっかく新規購入するので現在ノート用薄型サイズで最大容量である80GBの物を入手した。「さあThinkpadの復活だ、X23に装着しよう。」と作業に取り掛かろうとしたところで悩んでしまった。VAIOのCPUはPentium M 1.5GHzに対してX23はMobile Pentium III 866MHz、やはり全体的な"サクサク感"はVAIOに分があるのだ。無線LANも内蔵されていたりと新しいだけあって微妙にVAIOの方が使いやすいのだ。一方Thinkpadには絶対的な質感の高さがあり、VAIOは到底及ばない感じがする。その象徴とも言えるThinkpadのキーボードは捨てがたい。
ずいぶん悩んだ結果、せっかくの機会なのでしばらくThinkpadから浮気することにした。メインのノートPCをThinkpadからVAIOにスイッチ、キーボードの柔さには慣れることにしよう。作業内容を変更して80GBのハードディスクはVAIOに換装、その結果出てきた40GBのディスクをThinkpadに換装してWindowsXPをクリーンインストールした。2台並べて操作してみるとやはりスピード差は顕著でVAIOの選択は良さげであったが、2週間ぶりに触ったThinkpadのキーボードはやっぱりとてもいい感触だった。
今回わかったこと : 2年前のThinkpad X23と最新のVAIOを対等に比較してしまうくらいThinkkpadはいいマシンだということ。今でもまだX23に戻りたい気持ちが随分燻っているくらい。
SONY VAIO type S(VGN-S70B) : http://www.vaio.sony.co.jp/Products/VGN-S70B/

いや、本当はX31X40が欲しいんですけどね。

このブログ記事について

このページは、@nak(あ)がSeptember 1, 2004 3:39 PMに書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「F1ベルギーGP」です。

次のブログ記事は「自転車プリンタ !」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

アーカイブ

アイテム

  • 20240124billyjoel1.jpg
  • 20240124billyjoel2.jpg
  • 20240124billyjoel3.jpg
  • 20240124billyjoel4.jpg
  • 20240118bruno1.jpg
  • 20240118bruno2.jpg
  • 20240118bruno3.jpg
  • 20240118bruno4.jpg
  • 20240118bruno5.jpg
  • 20240118bruno6.jpg
OpenID対応しています OpenIDについて
Powered by Movable Type 7.9.1