
ハワイへ行く前から気になっていたのが、Li Hing Mui。ハワイではとてもポピュラーな食べ物ということ以外は分からず、滞在中にどこかで口に出来れば良いなぁと思っていたところ、ハワイ滞在2日目、Chadさん宅のキッチンでいきなり初対面を果たしました。Chadさんが冷蔵庫から小ぶりなヨーグルトの入れ物を取り出し、スライスしたスターフルーツ(Chadさん宅のbackyardで収穫したものです。素敵!)に振り掛けるようにと指示したその赤い粉末がLi Hing Muiだったのです。いや、感動です。どのくらい振りかけてよいものやら分からず困っていると、くりはらさんの奥様のお師匠さまであるクムフラが手伝って下さいました。たっぷりと振りかけて、全体に馴染ませるのがロコ流のようです。
Li Hing Muiパウダーそのものを舐めてみると、酸っぱすぎない梅干しを乾燥させてパウダー状にしたものに近いかな?という感想を持ちましたが、他のみんなはどうだったかな?ちょっと調べてみたら、「Li Hing Muiとは、中国産の乾燥した梅干しに塩と砂糖、中国版リコリス(甘草)の粉がかかったもの」ですって。適度な酸味と渋みがフルーツの甘さを上手に引き立てていると思われます。スイカにお塩を振るような感覚なんじゃないかしらん。
1 ロコの冷蔵庫には必ず入っているらしい
2 保管はヨーグルトの入れ物を利用する?
3 フルーツと相性が良い
もひとつ、Li Hing Muiを使ったsweetsに出会いました。イルカさんのいるKahala Mandarin Oriental Hotel内のレストラン、Plumeria Beach Houseの名物sweetsにKahalasadasがあります。MalasadasにLi Hing Muiパウダーがまぶされたもので、テイクアウト用にも販売されている人気商品とのこと。US$2.00/個。私はPlumeria Beach Houseの朝ごはんで頂きました。隠し味程度にLi Hing Muiが使われているのがホテルらしい奥ゆかしさでしょうか。
今回はハワイ一般家庭と高級ホテルのそれぞれでLi Hing Muiの食べ方に出会い、その利用法を学ぶことができました。お土産に買って帰るほどには病み付きにはなりませんでしたが、ABC Storeやドラッグストア、スーパーのお菓子売り場にはいろんな種類のものが売られているのを確認してきましたので、気になる方はぜひ!