Cycle Oregon 2006の最近のブログ記事

Comments:

kaz :

馬にまたがって見送る二人がいいネェ

@nak(た) :

洒落っ気のある作りとスピード感が良いなぁと思ってます。
写りの良いDVDをぜひ見に来て下さい!



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Cycle Oregonの素晴らしい風景や楽しい出来事を何枚もの写真に切り取ってきたが、実は自分が一番気に入った一枚は(た)さんが撮影したこの一枚。終わってみると、素晴らしい風景や楽しい時間より何よりも、仲間と一緒に走ったという事が一番の思い出になっている。それを象徴した一枚。職場のコンピュータ上の壁紙にも使用していて、時折眺めては9月のアドベンチャーを懐かしんでいる。
キレイにまとめ過ぎたかな。でもこれが一番気に入っている一枚なのは確か。

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Cycle Oregonでは期間中、Nossa Familiaというポートランドのコーヒーショップが移動式スタンド(バン)で帯同して、キャンプ地で美味しいコーヒーを出していた。食堂で用意されるコーヒーのso soな味に物足りない参加者や、ラテやエスプレッソといったバリエーションを求める人たちが毎日美味しいコーヒーを求めてスタンド前に列を成していた。アメリカ北西部はスターバックス、タリーズを筆頭にコーヒー文化が発達して、カフェのレベルも高いことで知られているだけあって、たとえ都会を離れたキャンプ生活といえども、カフェの美味しいコーヒーは外せないということなのかも知れない。
このカフェショップはキャンプサイトでの営業の他に、日中(走行中)のODS rest stop数箇所でアイスカフェモカをタダで配っていた。そのうちの一箇所では地元の少年にアイスカフェモカ作りを手伝ってもらい、集めたチップを収益として、地元ボランティアの募金活動に協力をしていた。ライダーサポートはもちろん、地元のボランティアをサポートする精神にhats offである。

ちなみにCafe Nossa FamiliaサイトにCycle Oregon用の準備を行なう彼らの苦労?をビデオに撮った、2000人用のコーヒーを一週間分バンに詰め込むのは大変なんだぞ、っていう動画(mov)が掲載されていた。

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@nak(た) :

一週間お世話になったNossa Coffeeのお豆、最終日に買って帰りたかったよぉ。うらみまーすうらみまーす。←中島みゆき風



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Cycle Oregon 2006ではPortland大手のサイクルショップであるBike Galleryが一団に帯同して、ルート上ではODS(休憩ポイント)で自転車のメンテナンスを、各キャンプサイトではメンテナンスに加えて物品販売(パーツからウエアまで、キャンプ場での出店にしてはかなり豊富な品揃え)を行なっていた。そしてもう一つ、10ドルでポジションチェックをしてくれるBike Fittingサービスをやっていた。@nakの二人は三日目の時点で膝痛、筋肉痛にずいぶん悩まされていたのだが、Bike Fittingを受けて気に解消、凄く助けられたのだった。

Fittingを受けようと思ったきっかけは、走行中の(た)を観察していた役員に「シートが高すぎるんじゃないか?ちゃんと見てもらいな。」と何回か声を掛けられた事だった。(た)は違和感を感じていなかったのだが、「何度も言われるんだから、何かおかしいのかもしれない、気が向いたら受けてみるかー」と軽い気持ちでいた。そこに訓子さんが3日目に膝痛を発症して、Fittingを受けてポジションを見直したいというので、それに乗じてタンデム3台が大挙してその晩Fittingを受けに行った。その晩は既に夜遅かったので、訓子さんのみがFittingを受けたのだが、その親身で理に適った対応ぶりにすっかり感心してしまい、是非受けてみたいと4日目の走行後に、(た)、(あ)、まきさんの3名がゴールからFittingコーナーに直行してFittingを受けたのだ。

結論からいうと、(た)はクリート位置調整、シート高上昇、ハンドルを前方に移動、そしてライディングポジションの矯正、(あ)はクリート位置調整、シート高上昇、そしてライディングポジションの矯正を受けた。まきさんは...なんだったっけ?(そう、実はシート高が高すぎたのは(た)ではなくて、訓子さんだったのだ。)
調整内容はともかく、自分が感心したのはその対応方法である。一方的に「正解」を突きつけられてポジションを決め付けられるのではなく(今までそういう先入観を抱いていた)、非常にインタラクティブな形でFittingが行なわれるのがすばらしいと思った。Fittingとは一種の治療なのだと思わされた。(事実、初日~二日目はひやかしでfittingを受ける人が多いが、三日目以降は膝痛や腰痛を訴えてポジション調整を求めてくる人が一気に増えるそうだ。)
Fittingはまず、どこがどう痛いのかという問答から始まる。多くの会話を経てライダーが抱えている問題を把握したしたのちに実際のFittingがはじまる。といっても、自転車に乗るのはまだで、まずはシューズの調整だ。母子球の位置に合わせたクリートの位置調整を丁寧に行なって、クリート調整をしてもらう。自分では合っていると思っていても、案外ずれているものだ。受けた人間全員がなんらかの調整を受けたように記憶している。
クリート位置が決まったら自転車に跨って、ペダリング中のポジションを見てもらうのだが、これが2~3人掛かりの作業で、(た)さんなどは左右と後ろから3人が観察してくれていた。3人に囲まれてあーでもないこうでもないと語られるのはちょっと恥かしいが(笑)、彼らは真剣である。膝の位置やペダリング姿勢を観察され、ハードウエアの必要な調整が行なわれていく。採寸は一切ないというのが面白い。「同じ身長と体重、手足の長さの人間が何人かいても、ポジションは全員違うはずだ。(対応表に書かれるような)一方的な寸法はナンセンスなんだ。」という言葉がとても印象的で、画一的な位置出しではなく、個人の身体的特徴を考慮したFittingを大事にしていた。調整とペダリングが繰り返される中でも「違和感はありませんか?問題があったら即刻元に戻してください。」という言葉が繰り返されるのも正解重視よりも、ライダー主体のFittingを大事にしている姿勢を強く感じた。
個々の身体的癖に応じた対処療法も実にユニークであり、常識にとらわれない的を射たものに思えた。膝が内側に入ってしまうペダリングに対処すべく、シューズとクリートの片側にスペーサーを噛ませてペダルに載せた時のSPDシューズを外に傾かせる矯正や、片側のペダル(取り付け部)にのみスペーサーを噛ませてQファクターの調整を行なう、といった対応は身体の特徴(人間かならずしも左右対称じゃない点)を素直に捉えた、素人目にも理に適った対策にみえた。
こうやって一人につき、30分~1時間ほど掛けて、丁寧に行なってくれたFittingであるが、Bike Fittingという言葉が示すように、人間が自転車にポジションを合わせるのではなく、自転車を極力人間に合わせてFittingするというスタンスを強く感じた、いい経験になった。
今までフィッティングサービスを経験したことがないので多くは語れないが、そもそも自転車を持ち込んで、ここまで親身にfittingを行なってくれるサービスは日本にはないだろうし、あったとしても今回受けたサービスほどインタラクティブではない(貴方の寸法だったらこのポジション、と一方的に押し付けられる気がする)気がする。治療としてフィッティングを考えてくれるサービスは、なかなかないんじゃないかな。

フィッティングの翌日以降、(あ)の膝痛、(た)の筋肉痛が見事に解消して、噂の好走(?)に繋がったのは言うまでもない。すばらしいサービスだった。

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steven :

so did the bike fitting help any???

@nak(あ) :

It surely did !
Our knee and muscle aches went away the next day after the fitting. We should have done it before we started the first day.:-)

う〜ん、これは素晴らしいですね。
国内でもこういうことをやってくれるところは無いものでしょうか。

@nak(あ) :

いや本当に同感です。しかもフィッティングサービスは新車販売と一体化されている事が多いので、持ち込みでやってくれるところがあるといいですね。



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毎晩キャンプサイトのメインステージ横ではビールやワイン(そしてピザ!)が提供されていて、夕飯前後はリラックスしたライダー達で賑わっていた。250以上あるといわれているオレゴンのワイナリーの中で、今回ワイン類を提供していたEola Hills Wineryはイベントを記念したワインを発売していた。
用意されていたのは2005年のPinot Noir(赤)とChardonay(白)の二種類で、サイクルオレゴン2006専用のラベルが貼られたボトルに入っている。最終日のゴール地点で赤と白を数本買って帰ろうと思っていたのだが、我々が到着した時点では赤が既に売り切れていた。あとから知ったことであるが、このワイナリーではここ数年Pinot Noirが当たりのようで、Eola Hillsはポートランドで一番売れているPinot Noir生産者なのだそうだ。毎晩晩酌していた(た)さんが飲んでいたと思うが、どうだったのだろう。
ちなみにEola Hillsではなんと「ワイナリー巡りバイクライド - BIKE OREGON WINE COUNTRY」というワイン好きなサイクリストにはウハウハなサイクリングも企画しているようだ。

Eola Hills Winery - http://www.eolahillswinery.com/

Comments:

ここ1,2年映画の影響もあってアメリカではピノが大人気ですからね。

@nak(た) :

赤&白ケース単位で日本に持ち帰りたかったよね〜。何で海外発送してくれないんだろ?

くりはら :

最近は手持ちで運べないですからねぇ。

前は一人で 1 ダースくらい持ってきたりしたけど、今回は免税店で買ったのしか持ち込めませんでした。

# それも私の乗るちょっと前からやっと OK になったらしいですが。

@nak(あ) :

おー持ち込めましたか。我々は免税含めてNGで、スーツケースに入れて持って帰ってきました。(なんとパンケーキミックスもNG)
最近は赤が人気だったとは知りませんでした。予約しておけば良かった...

@nak家はギリギリアウトだったんですね。

最近の人気は赤と言うよりPinot Noirなんです。Sideways という映画でミーハーに人気が出ちゃったのが一昨年くらいで、それからはすっかりPinot Noirが人気になっちゃいました。



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Cycle Oregon 2006のスポンサーであるSUBARUはイベント用に、日本未発売の2モデルをサポートカーとして提供していた。

(レガシー)アウトバックワゴンの荷室をピックアップ化したBajaは後部座席と荷室の行き来が可能な遊びのあるモデル。スバルは以前からこのタイプの乗用車ベースのピックアップをアメリカでは出していて、以前にはBRATという荷室に座席を配した面白モデル(実は関税対策だったが)も発売していた。
B9 TRIBECCAは今どきのスポーツユーティリティであり、(おそらく)ハリヤー対抗という位置づけだろう。雰囲気はハリヤーにとても似ていて差別化が難しそうだが、少なくとも個性的な(蛙顔?)フロントマスクはれっきとしたアイデンティティを持っている。
いずれのモデルも以前から知っていたが、実物は思っていたより(特にTRIBECCAは)格好良かった。
バラエティに富んだ車種が増えてきている日本でも発売すれば商売的にも面白いと思う。

Comments:



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炎天下を100Km走ってきたゴールで毎日出迎えてくれるのがキンキンに冷えたチョコレートミルクだった。今年のCycle Oregonでは、Alpen Rose Diaryがチョコレートミルクをライダーに提供していた。氷一杯のバケツの中で冷やされたそれをゴールラインその場で一気に飲み干すのが”儀式”となり、ゴールしたという達成感を感じながらひとまず喉を潤してクールダウンしてから、自分のテント(サイト)を探しに向かうのが日課となっていた。普段は甘く感じるだろうチョコレートが丁度よく感じたのは走り終えた疲れのせいか、なんのためらいもなく500mlのパックを1個半((た)さんの半分)、毎日一気飲みしてRECOVERYしていた。


Cycle Oregon 2006日記は「うさこのごはん」にて公開中 - http://ta.atnak.com/blog/archives/bicycle/cycle_oregon_2006/

Comments:

新井 :

いやー、このチョコミルクには参りました。余りに美味しかったので、牛乳が駄目な体質なのに、毎日飲んで、毎日腹を壊していました。他の人は、大丈夫だったんでしょうか?

平野 :

私は大丈夫。 美味しくいただきました。 これ人数分を用意していなかったようで、遅く到着すると無くなっていて悲しい思いをした人がいたようです。 4日目、Unionに私が到着した時は1パックでなく半分を紙コップについで渡してくれました。 1パック=1パイントでは多過ぎたので私にはちょうど良かったですが。 そういえば、2パックせしめて続けて一気飲みしているツワモノがいましたね。

@nak(た) :

いやー、私には1パック多過ぎでした。チョコミルクでおなかいっぱいにしちゃビールもごはんも美味しくないもんねぇ〜。

@nak(あ) :

1パック楽勝でした。いつも一気飲みしていました。中途半端に生温くなく、キンキンに冷えていたのも良かったです。確かに冷静に考えてみると、よくお腹を壊さなかったなー



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Cycle Oregonではアップダウンに富んだルートを連日100Km以上走ることになる。バイクフィッティングサービス(これについては後日書く予定)の担当も言っていたが、2日目以降になると膝痛や腰痛を訴えてライディングポジションの指南を受けにくる参加者がどんどん増えるらしい。体力の消耗や日に日に傾斜のキツい峠など難易度が上がるコースに音を上げる参加者も増えてくる。最初から峠は走らない、と決めて参加するライダーもいる。コース上で自転車の故障も発生する。
そんな走れない、走らない、走りたくないライダー(と自転車)を回収して運んでくれる回収車、SAGワゴンが毎日コース上を行き来している。今回はSAG1からSAG7まで、7台のSAGワゴンがライダーのサポートとして毎日ルートを行ったりきたりしてライダーを回収していた。後方から抜いていくSAGワゴンに向かってthmbs down(親指を下に向けてNGの意思表示)をすると、席が空いていれば止まって回収してくれる仕組みだ。休憩やパンク修理などで立ち止まっていると、立ち止まって様子を伺ってくれる。問題なければThumbs upで意思表示を行う。自転車はバンの屋根に設置されたルーフキャリアか、前後のサイクルキャリアに固定される。乗車定員は9名、自転車は屋根に6台、前後に2台ずつ車載の計算だ。

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SAGワゴン毎に追い抜いていくライダーを励まし、楽しませるべく嗜好を凝らしているのが何ともアメリカ的で、楽しかった。Simpsonsの子供を”乗せた”SAG1、Kermit the Frogを前面に従えたSAG5、外付けのスピーカーを装着して大音量で音楽を流しながらライダーの横を通過していくSAG4、大量のシャボン玉を飛ばしながら走るSAG7と様々だ。一週間も走行を共にしていると、音楽が聞こえてくると「あ、SAG4接近中」「KermitのSAG5が通過!」といった感じでSAGを見分けられるようになる。

タンデム自転車が果たしてSAGワゴンに車載できるのかと心配したが、屋根のキャリアを前後2台分占有して固定していた...ということで、我々もエンジン(脚力)が音を上げて今回は2回程、このSAGワゴンを利用して登り坂を楽させてもらった。自走を放棄した無念さと罪悪感で通過していくライダー達を車内から眺めながらチクっと心が痛んだものの、Cycle Oregonを楽しむ為には無理して走ってヘトヘトになるよりは、適切な判断だったと思う。乗車メンバーの間には妙な連帯感が生まれ、和気藹々と車内を楽しめたのもいい経験だった。
我々が最初に乗ったのは「大音量音楽カー、SAG4」だった。峠を上りながらビーチボーイス、ビートルズ、そしてVanHalenを大音量で流しながらライダーを通過していくと、ノリのいいアメリカ人ライダーは、サドルの上で思い切り腰やら腕を振って音楽に合わせて踊りまくっている。走りに集中しろ、とこっちが言いたくなるくらいのノリの良さである。(笑)

自走時にはさっさと抜いていってくれないかなと煙たがる事もあるSAGワゴンであるが、乗ってみて車内から観察してわかったのは運転手がとても神経を使って運転している事。コースは一般道を走るので、綴れ折の峠道などでは対抗車に注意しながら低速で自転車から充分車間距離(幅)を取って抜いていくわけで、2例併走の自転車などを抜く際には相当気を使っていた。あれを一週間続けるのは大変かもしれない。ご苦労さまです。

なお、通過するSAGワゴンを1週間注目していたが、タンデムが積載されているSAGには遭遇しなかったので、今回唯一SAGされたタンデムという名誉を仰せつかったかもしれない。(笑)

<2006/10/3追記>
SAGワゴンのSAGが何を意味するのか、ということについてメンバーで何度か話題にのぼって、大文字表記だから業者の固有名詞だ、サグバッグのサグだ、Support Assistance Guideの略だ、と色々意見が出た。調べてみると、「SAGワゴン」はCycle Oregon固有の表現ではなく、(自転車ツーリングイベントにおける)回収車を指す一般用語らしい。Sheldon Brown's Bicycle Glossaryその他資料によると、SAGの由来には幾つかの説があるらしく、sagという動詞((意気などが)弱る)から来ているという説と、Support And Gearの略だという説が有力らしい。

Sheldon Brown's Bicycle Glossary : SAG Wagon - http://www.sheldonbrown.com/gloss_sa-o.html#sag


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Cycle Oregonの期間中、毎朝朝食の列に並んでいると配布されるのがCycle Oregon発行の新聞 : Cycle Oregonianである。A5サイズ程度の紙面で8ページの小冊子には、その日のコース説明、天気予報、食事のメニュー、前日のライド写真、当日晩のキャンプサイトでの催し物、期間中の出来事の特集記事といった内容に加えて最後のページには参加者が投稿できる三行広告(メッセージ)欄まで掲載されている。
察しのとおり、天気予報や前日の写真、それに参加者参加型の三行広告(メッセージ)欄があるのだから、この”新聞”はイベント前にあらかじめ用意されているものではなく、毎日(どこかで)編集されて、印刷準備されるものなのだ。素晴しい!

毎朝6時頃、寒い中食堂テントで朝食を食べながらこのCycle Oregonianに目を通しては、あーだこうだと会話するのが期間中の日課になっていた。これから走るコース内容を推測しながら一喜一憂(「"gentle"なclimbingって一体どれくらいなのよ?」「meandering streamsって何?」「今日はelkやcoyoteに会えるらしいよ、SAGワゴンに乗ったら見れないぞー」とかとか。)したり、昼食、夕飯のメニューで盛り上がる(今日もチキンがおいしそうだからvegitarianの看板を下ろそう、とか)といった会話を交わしながらコーヒーを啜っていたのが早くも懐かしい。
個人的には三行広告を好んで読んでいた。期間中に誕生日や結婚記念日を迎える人へのお祝いメッセージはもちろん、個性的で思わず笑っちゃう求人広告もあり。
・「帰りにポートランドまで乗せて行ってくれる人いる?」→ヒッチハイク求人
・「オレはテントに飽きた、モーテルに泊まるけど、テントいる人いない?」→テントサービス売買広告
・「今晩酒飲みながらポーカーやるヤツいない?」→酒飲み友達募集
・「自転車整備してくれる素敵な男性とhook upしたいわ」→求愛!?
・「オレが一番落ち着くのはblue roomだぜ!」→自己主張
等々。
期間中に立ち寄ったUkiahという街は街名を逆に読むとhaikU...「俳句」と読めるということで、紙面上で俳句コンテストも行なわれた。

期間中に配布されたCycle Oregonianは、オンラインで公開されている。
英語の俳句がどういうものか、見てみたい人は、直接Cycle Oregonianを覗いてみるべし。


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もり :

あ、カニ帽子発見。

もり :

ってよく見たら違うなぁ。失礼。

@nak(あ) :

???



Cycle Oregon 2006の日記は(た)さんにより絶賛公開中なので、 自分は関心を持ったトピックスを中心にCO2006の印象を伝えていきたいと思う。

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Cycle Oregonの集合日前日に、Portland市内を観光する機会があった。我々を除くメンバーはPDX(ポートランド国際空港)近くの宿から市内まで自転車で向かったが、我々は充実しているといわれる公共交通機関TRIMETを使って市内に向かった。
TRIMETは郊外と市内を結ぶMAX LightRail(電車)、市内のPortland StreetCar(路面電車)とバスから構成される。今回は空港から市内までをMAX Railで、市内はPortland Street Carで移動した。
MAXは路線ごとに色分けされているのでわかりやすく、停留所毎に乗車チケットの販売機が設置されているので発券手続きも非常に簡単だった。改札、検札はなく、自主性に任されている。ちなみにPortland StreetCarを含めて市内の指定エリア内の移動はタダとなっている。

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Portlandの市内で自転車組と合流後に夕飯を楽しんでいたら、それなりに遅い時間になってしまったので、宿までの帰路は自転車組もMAX Light Railを使って輪行することになった。
MAXは自転車をそのまま(折りたたまないで)車内に持ち込んでいいことになっていて、1車両に付き4箇所、自転車のマークがある車両に乗り込むと床に自転車のマークが印された自転車置き場が用意されている。前輪を宙に浮かせて視線の高さにあるホックに固定する仕組みで普通車であれば一箇所につき1台(すなわち1車両で4台)固定することが出来る。我々の場合、タンデム2台を同じ車両に持ち込んでしまったのでちょっと混んでしまったが、幸い夜遅かったので大きな迷惑には至らなかった。1列車あたりに輪行可能な台数に限定があるので、台数が多い場合やラッシュアワーでの利用時には考える必要があるが、自転車フレンドリーな街という事もあって、自転車持込み自体はなんら特別なことではないという空気があるので比較的気軽に活用できる仕組みという印象を受けた。
なおPortland Street Carの車両には輪行用のスペースは用意されていなかったように記憶しているが、この路面電車の移動範囲(市内限定)をわざわざ輪行する必要はないように思う。

またMAX Light Rail駅には自転車の無料ロッカーがある、との情報もwebには記されているが、我々がまわりを見渡した限り、そのような施設は見当たらなかった。


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Comments:

新井 :

ロッカーは、主に郊外の駅にあるようです。そこまで自転車で来て、あとは MAX に乗る、と言う感じで、日本の駐輪場と同じような使われ方ですね。

確かに、すべてのバスと MAX に自転車を乗せられるのは便利なのですが、いかんせん公共交通のカバーするエリアと時間が限られている (例えば、大抵のバス路線は平日の朝と夕方しか走っていません) ので、使い道が限られてしまうんですよねぇ。

@nak(あ) :

確かにcoverageはイマイチかもしれませんね。狭いというより荒いという印象を持ちました。当初MAXで市内まで行ってレンタサイクルをしようと思ったのですが、最寄の駅からその自転車屋まで歩くには遠そうだったので時間の有効利用を考えて諦めました。アメリカの1ブロックは距離が長くて歩くの大変ですからねー
比較の対象が東京なので酷なのかもしれませんね。15分おきというのも2分おきにくる山手線に比べるとえらく長いですが、2分おきに電車が来ることに慣れている自分達の方が特異なのかもしれません。(笑)
新井さんは雨霰関係なく普段は自転車通勤(MAXやバスは非利用)ですか?

新井 :

MAXを2分間隔で走らせたら、毎日どこかで追突事故が起きそうで怖いですね。さすが日本の公共交通は優秀だと思います。

通勤は専ら自転車です。自転車なら20-30分で済むところが、バス,MAX,バスと乗り継ぐと1時間半近く掛かってしまうのと、(ただでさえ間隔の長い)バスが来なかったりすることが結構ありますので。幸い、Portlandは雨が降ると言っても、大抵はパラパラ降る程度(showerってやつですね)なので、そんなに苦になりませんが、やっぱり日本の交通システムが(満員電車は勘弁して欲しいですが)うらやましく思う時があります。

@nak(あ) :

倍以上掛かるんだったら少々降られても自転車通勤しますよね。MAX、確かに結構運転(加減速)荒かった印象あります。2分間隔だと急ブレーキ頻発のような気がします。(^^;)



Jonathan MausとはCycle Oregonの初日に出会って以来、毎日顔を合わせては(→毎日追い抜かれたということ)、併走しながら東京とポートランドの自転車文化について色々情報交換していた。Jonathanはポートランド最大の自転車関連ブログであるbikeportland.orgの創設者兼編集者であり、初日に走行しながら(!)受けた”取材”もしっかり記事になっていた。警察との定期的な情報交換や自転車関連の地域イベント企画といったPortlandの自転車事情向上のための活動を積極的に行っているそうで、bikeportland.orgも盗難自転車情報や市内の危険箇所通報(読者からヒヤッと体験箇所を募集し、関連機関にフィードバックを掛けるというコンテンツ)といったふうに、彼の方向性を反映していた地域密着型コンテンツが多い。もっとも参照されている市内の自転車マップや、輪行方法情報などは日常のサイクリングのみならず、観光目的でも便利に使えるものがピックアップされている。全米一自転車フレンドリーといわれているPortlandの自転車事情をモニタリングするにはいいサイトだと思う。


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10日ぶりにカツオ出汁と醤油に接して旅の終わりを感じる。これまでは海外に行っても滞在中に何らかの和食に接していたが、こんなに和食から遠ざかっていたのは久しぶりかもしれない。
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Comments:

新井 :

長旅、お疲れ様でした。自転車の破損とかは、大丈夫でしたか?
私も帰ってきてすぐに、カツ丼を食べに行ってきました。普段はそんなに意識しないのですが、さすがに一週間立て続けでスクランブルド・エックとチキンなんちゃらばっかり食べていると、和食が恋しくなりますね。
また、どこかで御一緒出来るのを楽しみにしています。

@nak(あ) :

新井さん、早速の書き込みありがとうございます。そしてCycle Oregonお疲れさまでした。お会いできてとても嬉しかったです。
キャンプツーリングはおろか、連続100Km走行もはじめてだったのでどどうなることかと思いましたが、オレゴン人でもなかなか足を踏み入れない所を走っていたそうで、いい経験をさせてもらいました。
帰国に際し、自転車は問題ありませんでしたが、人間が破損(身体の張り、眠い、胃袋が米国モードで食べ過ぎ等々)気味です。(苦笑)
自分も洋食好きな方で、gravy sauceなど大好きなのですが、期間中のメニューは美味しいものばかりだったにもかかわらず、後半はうどんが食べたくて仕方ありませんでした。(笑)味にバリエーションがないんですかね。>米国食
こちらこそ、また御一緒させてください。帰国の際はお声掛けください。

@nak(た) :

新井さん、こんにちは!オレゴンではお世話になりました。激坂を駆け上ってボトルを拾っていただいたりと、さりげないフォローの数々に感謝しております。今回の旅もたくさんの尊い出逢いがありましたが、新井さんからはポートランド生活の貴重なお話を伺えた良い機会でした。
次回ご帰国される際にはぜひお会いできればと思います。

我が家は今夜、秋刀魚づくしで和食を満喫しました(^^)

新井 :

こちらこそ、色々とお世話になりました。
> 胃袋が米国モードで食べ過ぎ等々)気味です。(苦笑)
実は、これ、日本人に限らず、Cycle Oregon を走った人に共通の症状の様です。毎日 7,000 カロリーの生活に体が慣れてしまうんですね。体を動かすのを止めても、当分の間は腹が減ります。勢いに任せて食べまくっていると、あっという間に XX になってしまいますので、ご注意下さい。

@nak(た) :

帰って来てからも常におなかが空いてるのは何故だろう?と思ってましたが、なるほど。7000kcalもの食事量に慣れてしまってたんですね〜。Aid Stationごとにおやつ山盛り食べてたからそれくらいのエネルギー量になるのかな。最初のうち食べきれなかったお昼のサンドイッチも中日を過ぎる頃から平らげてましたね。

w3m :

男二人のむさくるしいタンデムのキャプテンをしていた渡辺です。
新井さんとはいろいろ話ができて楽しかったです。東京においでになるときは、手ぶらで来ていただいても自転車をお貸しできると思います。ロード、小径折り畳み、リカンベント、いろいろ取り揃えておりますのでご一報下さい。

新井 :

渡辺さん、こちらこそ梅干どうもありがとうございました。
渡辺さんと森さん (でしたよね?) は、hill climb がお得意とお見受けしました。こちらには Cycle Oregon だけでなく、Death Ride (www.deathride.com) や RAMROD (www.redmondcyclingclub.org) といった、とても景色の良い event がいくらでもあります。もし、よろしかったら、来年あたり、如何ですか?



約600Kmの自転車による壮大な旅が終了し、全員無事Portlandに到着。

Comments:

mame00 :

無事のご帰還何よりです。さて、どれだけ荷物が増えるのやら。台風接近中にて、帰りは揺れる、かも。

@nak(あ) :

道中アウトレットもなく(笑)そんなには増えていないと....思う。台風の影響は殆ど無く、気が付いたら着陸していました。(爆睡)



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もう知らん、足りないものは現地調達!

Comments:

Steven :

Ats, Ta,

Have fun at Cycle Oregon! Should be a great week of riding some awesome "car free" cycling roads. Don't let the hills slow you down too much. がんばれ!!!

オレゴンですか。何でも海岸線は妙に日本に似ているという話もあるので、一度は行ってみたいです。
ちなみにあたしゃオレゴンと言うと、「ゴルゴ13」の『蟷螂の斧』に出てくる百姓・藤堂を思い出してしまうジジイです(^^;

#一応追記:あたしゃ「百姓」は差別用語とうは思っていない、ちゅーか自分自身を百姓だと思っているんですが今は会社勧進、哀ぴい(T_T

@nak(あ) :

Steven, we're back !(We didn't have any internet access most of the week).
Sleeping in tents the whole way, getting up early and riding average 80 miles each day in 37-80deg.F weather was pretty tough, but we had a verry good time. The hills DID slow us down, but so did the beautiful country side scenery ! No problem because we were able to make up time on the downhills, you know how fast tandems are on the downhills :-)
Pretty tired, need some onsen to relax myself !

@nak(あ) :

みなみさん、今回は内陸の山岳地帯(?)を走ってきました。「農村」というとイメージが違いますが、放牧、穀物エレベーター、地平線、そんな言葉が似合うエリアも満喫できました。



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Bike Friday Tandem Two'sDayをはじめて分解してスーツケースに納めてみた。すんなりと分解できてしまったが、果たして現地で上手く組み上がるのだろうか。旧型スーツケースでも2個には余裕で入るが、1個に入れるのはちょっと難しいように感じた。色が違う前後のフレームをそれぞれ別のスーツケースに納めると、まるで2台の自転車をパッキングしているかのようだ。それにしても406サイズのホイールは451サイズに比べてスーツケースのパッキングが格段に楽だ。SPDシューズ2足、ヘルメット2個も収まった。

Comments:

去年辺りから、会社によってはチェックインする荷物の制限重量が変わってますから、スーツケース1個に入れられても預ける時にもめちゃったりするかもしれませんね。

ケース2つなら簡単そうですね.ぼくも明日にはパッキングしてみます.
ケース1つに入れる時はクランクも外すんだけど,ケース2つならそんな必要もないのね.

@nak(あ) :

重量制限もさることながら、自転車と申告時点で追加料金を取られるとか、色々話は尽きません。今回は無印で、「着替えの多い観光客」で行きます。
なるほど、クランクを外すなど頭にありませんでした。ケース1つはチャレンジングですね。2つへのパッキングなら今まで(Sat-R-Day,Air Friday)で一番簡単です。

平野 :

重さですが23Kgを超過すると32Kgまでは1個につき3000円(US$25)の料金が掛かります。私の場合23Kgで収まる可能性はゼロなので30Kgほど詰め込んで3000円払うつもりです。

X線を通した時点で中味はバレバレですね。(空港によって通るタイミングが違いますが)

アメリカン航空の場合は超過料金が2万円くらいなので、結構大変です。

@nak(あ) :

少なくとも成田ではX線とcheckinカウンタは”繋がってない”と記憶しています。まぁ行きで課金されることはまずないと楽観視してますが。
さっき量ったらフロント部(+備品)が21Kgでした。

トラックバックしたら,「HTTP error: 403 Throttled」エラーでしたよん.「http://kokogiko.net/m/archives/001350.html」で説明されている問題が起こっていると思う.



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Cycle Oregon 2006の全行程プロファイルが公開されていた。
Day 4には10%の傾斜があるが、これは下り。Day 3の7.4%(数百m)が最大の登坂傾斜かな。
全行程490マイルもあるとプロファイルマップのタテヨコ比が極端になってしまう。

profile map from the entire week (PDF) : http://forum.cycleoregon.com/Profile_Whole_Week_2.pdf

Comments:

Steven :

Looks like a lot of climbing coming up for you in Cycle Oregon. Seems like you are getting in some good training in Hakone though.



Comments:



  • イベント参加費 (Event Fee) : 1598.00USD
  • ポートランドから出発/ゴール地点へのバス代 (Bus Fee) : 200.00USD
  • テントポーターサービス(Tent and Porter Service) : 300.00USD
TOTAL : 2098.00USD
  • ポートランドホテル(Portland Hotel) : 224.00USD
TOTAL : 224.00USD
  • フライト(Air Fee) : 210,700JPY
TOTAL : 210,700JPY

いずれもクレジットカードの引き落とし現時点で未完了。恐ろしや。

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