Thinkpad 535
TP535(Pentium 133MHz)を1か月ほど使用し、海外出張にも持っていった。自分自身が530Csを持っている
ため、どうしても比較することになってしまう。
結論からいえば、530Csから確実に進化しており、specとしての欠点らしい欠点といえば、HDDが今はやりのuser-removableになっていない、
FDDが外付けであるくらいで、ほかはほとんど見当たらない。TP540が楽しみ....
535のサイズは530Csより一回り大きく、厚みも増している。A5サイズsub-noteとしてはこのサイズが限界、これ以上大きく
なるとメリットがなくなるであろう。
Pentium 133のspeedもさることながら、LCDの大きさとTFTの発色の良さが、530Csの7.8"DSTNに慣れている当方には印象的である。
subnoteでこれだけの表示面積があれば充分快適にmobileが行なえるであろう。keyboardは一見サイズ的に530Csと大差ないように
見えるが、typeしてみると、見た目よりもkey-pitchの拡大を感じることが出来る。keyの感触が530Cs,535とずいぶん違っており、
530Csのゴムを押しているような感触が薄れ、しっかりした感触になっている。
modem,sound系は530Cs同様MWaveを使っている。海外出張時、2,3か所のホテルより、アメリカ国内、日本への国際アクセスを
度々行なったがmodemの動作に特に問題はなく、改めてMwaveの動作マージンの高さ、優秀さに感激した。(modemは大体回線との
相性があり、ここでは繋がるが、あっちでは繋がらない、といったことがよくある。)
海外、ということでもう一点、AC adapterはuniversal 対応(100-240V対応)になった。(530Cs:100V専用)
上で、specとしての欠点はないと言ったのは、意味がある。使っているうちに液晶の調子がおかしくなってきたのである。
カラム(水平)方向に黒筋、すなわち未点灯部分が不定期に生じるようになったのである。おそらくなんらかのねじれによる接触不良
と思われるが、特に乱暴な扱いをしたことはない。IBMの品質には絶対の信頼を持っていたのであるが、我が230Cs,この535
と2回もトラブルに面すると、如何なものかと思ってしまう。