一台目:Thinkpad 230Cs CPU-i486SX-33,memory 20MB,HDD 260MB
もともとノートパソコンには興味にあり、(典型的日本人の”小さいモノ好き”)
仕事場ではノートパソコンを使ってた当方が個人ユースのパソコンを購入するきっかけがThinkpad230Cs
の発売である。
2ヶ月ほどの海外出張を控えて、電子メールのやり取り用、情報管理用に軽いノートが
あればいいなと思っていた時、TP230Csが発表。その上、ボーナス支給直後という勢いも手伝って秋葉原中5台しか
在庫がないという発売直後の時期に30万ポッキリで予約を入れる。
(注1:今から思えば、会社に買ってもらえばよかった!?)
(注2:486SXマシンが30万する時代でした。)
入社以来初めての海外出張であったため、会社からは支度金が支給されたことをいいことに
その全てを16MBのDIMMに費やしてしまう。
(注3:16MB DIMMが7万する時代でした。)
この機械にて主にWindows3.1を使用。B5サイズのバランスの取れたマシンでPCM音源も搭載。
Wingroove等のSoftware MIDI driver を使用することにより、ウインドウズ上で
WAVE,MIDIの両方が再生可能となる。
B5機というと携帯ユースの面ばかり注目されるが、これ位ハイスペック(当時は)の
ものであれば、ファーストマシンとして充分使用できる様な気がする。(実際
メモリ20MBでMS Officeも苦痛なく動作、かなりのパワーユースにも耐えていた。)
当時の同等スペックのマシンと比較しても体感スピードが速かったように思えた。
また、この機械でTrackpointの虜となる。下手なマウスよりも使いやすい。他社製品の
ポインティングデバイスを触る機会があるが、いまだにTrackpointを上回るものは見つかっていない。
OS2warpV3.0が発売された際、購入しインストールして2,3ヶ月使用してみる。
full multi-tasking 32bit OSを体験するにはしたものの、さすがに230Csには重たく、
ブートアップ、またはWin-OS2のロードに最低3分掛かる状況。当時比較の対象であったWindows95
の使用を次のOS候補に考えていた当方に一抹の不安を感じる。
なんだかんだで約1年で使用。その間、
530Csが発売される。ー間もなくCPUがDX2-50からDX4-100へと
グレードアップ。
Windows95が発売される。
260MBのHDDではさすがに容量が残り少なくなる。
1年の保証期間が切れる。
このような状況の中、HDD容量を上げる→CPU換装というWindows95生き残りのシナリオを
考えている
矢先、
我が230Csは逝ってしまった。後から思えば兆候はあった。以前ブート時にマシンが
だんまりすることが2,3度あった。電源を入れ直すと正常にブートしたので
あまり気にかけていなかったのだが、今回は全くブートせず。
しかも
1年の保証期間が切れて数週間という絶妙のタイミング!
IBMに修理見積もりを依頼した結果、マザーボード交換でなんと修理代10万円とのこと。
(当時TP230Csは新品がストリートプライズ13万円位で販売されている。)
さんざん悩んだ末、分解を決意。
IC周りを中心としてマザーボードをハンダこてでひと通りなめることを2,3回
繰り返したところ、なんと不安定ながらも動き始める。回路図もなく、ただやみくもに
なめ回したことを考えるとなんとラッキーなのだろう。さて、ここで再度岐路に立つ。
↓
このまま230Csと心中
OR
マシンの買い換え
↓
230Csの記録はここでおしまい・・・ということは・・・・