えーっ・・・でぃえすぅえるぅぅぅ???



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ADSL導入・・・きっかけ

ISDNCATVといった高速インターネットアクセス手段を今まで見送って 56Kbpsのアナログモデムを2台のパソコンで共有していた@nak.comaDSL の導入を決断した理由は実はaDSLの高速性を求めたわけでも24時間常時接続に惹かれたからでもないのである。
現在(2001/5)@nak.comの二人は日中外出しているゆえメールチェック、ホームページのブラウジングは どうしても夜になってしまう。そしてちょっと熱中してしまうと1,2時間のインターネット接続は当たり前になってしまう。 その通信費をまともに払っていては月々の電話代も馬鹿にならないのでテレホーダイへの加入、インターネットアクセスは 夜の11時過ぎから、という事にしていた。
ところがテレホーダイを律儀に守るとなると自然と夜型の生活になる。11時過ぎという混んでいる時間帯にアナログモデムを使い 皆さんのホームページの訪問、掲示板への書き込み、@nak.comへの書き込みへのレスポンス、 そしてホームページの更新等々行なっていると当たり前であるがあっという間に深夜1時、2時になってしまうのである。
こうやってだんだん寝不足が蓄積してくると何とかしたくなる・・・そう、フライングである。 テレホーダイの時間帯を気にせずにネット接続してしまうのである。 これはこれで財布に痛い。
フレッツにするか?
どちらからともなくでた言葉であった。

脱テレホーダイ使いたい放題導入にはISDN,CATV,aDSLと3つの選択肢があった。 ISDNを引いていない我が家に今更ISDNはないだろう、という事で これは×。CATVは双方向対応工事(集合住宅在住)が必要とのことで自分一人ではどうにもならない。 解は自ずとaDSLとなった。(FFTH....光通信はまだちょっと早い)


aDSLは速いけど遅い

これが巷で聞くウワサであった。繋がれば速いけど、申し込んで開設されるまではエライ掛かる。 まあ1,2ヶ月は見ておこう、というなかば諦めと、それ以前にうちはaDSL大丈夫なんだろうか、 という不安を感じつつ申し込みをしてみることになった。
これが思いがけない展開になろうとは知らずに。

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2001/6/7....1st day

申し込み・・・
aDSLの申し込にあたって正直あまり調査はしなかった。以前よりaDSLサービス提供会社として知っていた NTT(Flets ADSL),Tokyo Metallic,e-Accessの3社のうちのどれかにしようと漠然と考えていた。 3社について、そしてaDSLについて勉強していくうちに値段も大事であるが、提供されるモデムタイプの確認は重要である ことを発見。

before ADSL


我が家の場合、今まで2台のパソコンを無線LANを使ってアナログモデム付の無線LANアクセスポイントに接続することによって アナログ56kbpsのインターネット接続を共有していた。当然aDSLも2台に接続したいのであるが、 それに必要となるルーター機能手段は持っていない。(無線LANアクセスポイントは内蔵のアナログモデム使用時のみルーター機能を提供) それにパソコンはいずれも使う時以外はパワーダウンしているのでインターネット接続の共有は使えない、という環境である。 そうなるとUSBタイプのモデムは×、ブリッジタイプのモデムは別途PPP overIP対応のルータを入手する必要が 新たな投資を要する。
モデムにルーター機能を内蔵しているルータータイプのモデムがあれば無線LANアクセスポイントを単なる無線・有線のブリッジ(仲介役) として使うことが出来、モデム以外の新規投資は必要なさそうである。

after ADSL



ルータータイプのモデムを提供していないNTTは真っ先に候補落ちである。

メタリックvsイーアクセスである。
実はこれは最初から勝負あり、なのである。メタリックはプロバイダとしてaDSLを提供している 会社である事に対してイーアクセスは大手プロバイダにaDSL回線を提供する会社なのである。 簡単に言うとメタリックに申し込むとBiglobeは解約しないといけない(いけないわけじゃないが2つのプロバイダと契約することになる。) イーアクセスの場合、Biglobeに回線提供を行なっている為プロバイダを変更することなく→ホームページの引越しもなく aDSLに移行できるのである。
e-Accessに決まり!

イーアクセスの申し込みは各プロバイダ経由で行なう。プロバイダがイーアクセスへの申し込みを仲介する仕組みになっている。 通信費用はプロバイダのコース料金(aDSL使い放題コース)に含まれている。 申し込みの流れとしては、 となる。 良く聞く話として(特にフレッツADSL申し込み者の話として)回線適合検査まで相当時間が掛かった挙げ句、 問い合わせて見たら不適合判定(aDSLを使用するためには地域交換局から使用箇所までの 電話回線が銅線である必要がある・・・新しいマンションや新しい地域では光ファイバを使用している所がありaDSLは使えない) だったという事があるらしい。
申し込みに当たって「回線名義人を間違えると日数が余分に掛かります。」という脅しセリフが書いてあったので 念の為確認するついでに先んじて我が家は適合しているかどうか116番に問い合わせしてみる。 応対してくれたオペレータに聞いてみると何か調べる気配の後、
aDSL大丈夫です。」
との返事。よしっ!
Biglobeのホームページから「使いほーだいADSLe」コースへの申し込みを行なう。
電話線共用タイプ、タイプ1に申し込む。 10分後に自動返信メールが到着・・・申し込み承りましたとの事。開通までこのペースだといいのだが。

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2001/6/11....5th day

aDSL開通手続き開始の通知
ちなみにその時のメール・・・
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

この度はADSLサービスにお申込み頂き有難うございます。 本日よりADSL開通手続きを開始させて頂きます。契約内容変更・ 取消等につきましては、お申込みのプロバイダー迄ご連絡下さい。
【開通までの標準日数】
・タイプ1=8営業日以降
・タイプ1(ISDN回線からの切替え)=13営業日以降
・タイプ2=11営業日以降


※上記日数は目安の日数となります。NTT工事日・認証ID発行
等の遅延により、開通予定日が変更されることがございます。
※今後、開局予定サービスエリアについては、上記日数より開
通までの日数がかかることがございますのでご了承下さい。
えーっ!本当に8日で開通!?

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2001/6/13....7th day

は、はやい・・・もうNTTの適合検査完了が到着。8日は現実かもしれない。
《ADSLサービスNTT適合通過のお知らせ》

平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

この度はADSLサービスにお申込み頂きまして誠に有難うございました。
お待たせ致しておりますNTT適合調査の結果をご通知致します。

お申込みの回線は、NTT適合調査を通過いたしました。但しNTT収容局からお客様宅
までの回線の長さや回線の品質等々の問題で実際にはADSL通信が不可能な場合もご
ざいますので予めご了承ください。また、発生したNTT工事費に関しましては全て
お客様のご負担となりますのでご了承ください。

 ※下記URLで<お申込みの流れ>を必ずご確認ください。 
http://www.eaccess.co.jp/jp/service/step.html


■開通予定日、NTT局内工事日について
開通予定日等の詳細につきましては、ADSLモデムに同梱されている
ADSL適合調査結果についてのお知らせをご参照ください。
なおADSLモデム取付け工事代行サービスをご希望されるお客様は、
代行業者によるADSLモデム取付け日が開通日となります。但し下記
の場合はNTT工事日・開通予定日が変更することがございますので
予めご了承ください。
・ISDNからアナログへの回線切り替え工事・タイプ2宅内工事等の調整が
お客様とNTTとの間でつかない場合。
・認証IDをプロバイダーから発行する場合でプロバイダーの発行が遅れた
場合。


※モデムは開通予定日の前日までに認証IDと同梱してお送りいたします。

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2001/6/14....8th day

会社で昼休みに何気なくメールチェックをするとその日休日の(た)から メールが入っている。
件名:もでむんむん

んんんっ???
メールには一言、
「到着」

もうモデムが到着した!通知の翌日だ。 早速帰宅後小包を開けて開通日を確認すると・・・・・ 2001/6/20
なんと申し込みから2週間で開通なのである。
送られてきたモデムは住友電工製TE4100というもの。 211mm×185mm×42mmとちょっと大きめのサイズであるが縦置き用スタンドが付いていて 縦置きが可能である。 ADSL回線開通後モジュラージャックから電話用の信号を取り出すためのスプリッタも同梱されている。

from eAccess TE4100 ADSL LED

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2001/6/20 AM....14th day

いよいよ開通の日である。
ADSLモデムは事前に設定を行なっている。あとは繋げて回線開通を待つばかりである。 19日の深夜、一通りのメールチェックとブラウジングが終了した就寝前、 いよいよADSLモデムへの切り替えを行なう。
DHCP機能を有効にしたADSLルータモデム を有線で無線アクセスポイントに接続して電源を入れると同時にアクセスポイント上で機能していた アナログモデム&ダイヤルアップルータの機能をオフにして単純な有線-無線ブリッジとして機能させる。

その上でいよいよADSLモデムを電話回線のアウトレットに差し込む。 モデムは初期化した後、数回カチ、カチと音と共にLEDを点滅させて・・・・ ADSLPPPLED が点灯するではないか!
この時点で6/20の午前1時過ぎである。
もう開設されている!

開通!?


早速ネットアクセスを試みる。ホームページが見える、素晴らしい! 少し速くなった気がする。どれ、早速ストリーミングでブロードバンド体験だ!
ところが話はそう甘くない。
全然ストリーミングしないのである。 少し冷静になって転送スピードを計ってみるとなんと64Kbpsしか出ていないではないか。 これじゃあアナログモデムに毛が生えた程度ではないか。設定がまちがっているのであろうか・・・結局この晩色々と試してみたのであるが結局駄目であった。

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2001/6/20 PM....14th day

会社から帰宅後再度アクセスを試みる。
今回は「ADSL実験室」 という転送スピード向上サイトにある転送スピード測定ツールを使って確認を行なってみる。 結果はやはり64KbpsとADSLにしてはかなり悲しい数値である。
ひょっとして・・・と思いADSLモデムの電源を入れなおしてみる。
モデムは初期化してLEDを点滅させて再度ADSL通信開始、そしてPPP(Point to Point Protocol)のせッションを開始する。 再測定してみる・・・・
あっ・・・
転送スピードが790kbpsになった!
どうやら20日の深夜・・・さっさとモデムを繋げて起動してしまった時点ではまだADSL がまだ正式に開通していなかったようなのだ。その時点でPPPのセッションを樹立してしまったので 64Kbpsの通信しか出来なかったようである。きちんと開通した時点で一旦接続を切って再度繋げたことによって*正式な*スピード で通信が出来る様になったと思われる。
さて・・・
下り方向1.5MbpsといわれているADSL....790Kbpsはちゃんとしたスピードなのだろうか?
さらなる勉強である。

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2001/6/24

ADSL導入後一週間経過である。基本的には快適な通信環境が実現されている。 アナログ56kbps接続を2台でシェアリングしていた環境に比べると雲泥の差である。 気になる点としては: 着信時のPPP切断については少なくとももう少し落ち着くまで取り敢えず割り切ることにした。 転送スピードについて「ADSL実験室」他の測定サイトで測定を行なった。
ブロードバンドスピードテスト計測結果
測定サイト http://speedtest.pos.to/
測定時刻 2001/06/24(日) 23:46:34
回線種類 ADSL
回線業者 eaccess
プロバイダ biglobe
データサイズ 538.52kB
伝送時間 7.25秒
ホスト1 WebARENA 480kbps
ホスト2 WebARENA(2) 490kbps
ホスト3 pos.to 590kbps
ホスト4 pos.to(2) 760kbps
推定スループット 74.2kB/s
推定スループット 590kbps
コメント eaccessとしては少し遅いですが収容局からの距離が2km以上であれば問題ありません。(4/5)
色々と時間帯を変えて測定を行なった結果、末端(PC)で400 - 790Kbpsの間の転送スピードを 得られることがわかった。
一方で住友電工製TE4100には機器接続状況の報告機能がついており、交換局-モデム間の転送スピードが 報告される。それによると交換局-モデム間の転送スピードは安定して下り960Kbps、 上り512Kbpsとなっている。(1回だけ下り935Kbpsと報告されたことあり)

転送スピード

モデムからPC間の転送、すなわち無線LANの使用により200Kbps弱のロスが生じているのか、と疑ってみるものの モデム-PC間を有線LANで接続してみても最高でも790Kbpsしか出ない。
→PC本体の問題である。
「ADSL実験室」にはWindowsマシンにおけるTCPIP データの転送率アップの為のヒントや「技」が提供されている。(基本的にはMTUというデータ転送用設定数値を上げる、というものである。 詳しいことは「ADSL実験室」等のサイトに任せ、ここでは割愛する。)

現在@nakで使用中の2台のマシンはいずれもMicrosoft Windows 98SE機である。 よりネットワーク通信を意識しているMicrosoft Windows 2000へのアップグレードを含めて少しづつチューンアップを試みてみたいと思う。 少しづつ・・・なにせ現状でもアナログ56kbpsに比べても10倍以上のスピードなんで!

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このページで一番言いたかったこと・・・・
ADSLは速いし早い
@nakではADSL申し込みから2週間で回線開設を達成。
申し込みから1、2ヶ月待ちというのは「お役所仕事」が未だに続いている某元国営の電話会社系振れっ津だけの話しである・・・と思う。